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よくある質問

「法定研修」とは何を指しますか?

法令用語ではなく、運営基準が研修の実施、または研修を含む措置を事業所に義務づけている分野の通称です。虐待防止・感染症・BCPは全類型、身体拘束は施設系・居住系・短期入所系・多機能系、事故防止は介護保険施設で研修が義務です。ほかに認知症介護基礎研修を受講させる措置、ハラスメント対策の措置、研修機会の確保があります。

「必須14項目」は全部が義務ですか?

いいえ。介護サービス情報公表制度の調査票に並ぶ研修の記録の項目を数えたものがあり、通所介護では身体的拘束・事故防止・プライバシー保護の研修のように、運営基準で研修の実施までは義務づけられていない項目も含まれます。義務かどうかと回数は、運営基準と解釈通知で決まります。

年2回以上の研修が必要なのはどの類型ですか?

施設系と居住系は、虐待防止・身体拘束・感染症・BCP(施設系はさらに事故防止)が年2回以上で、感染症とBCPは訓練も年2回以上です。短期入所系と多機能系で年2回以上なのは身体拘束だけで、虐待防止・感染症・BCPは年1回以上です。通所系・訪問系・居宅介護支援・福祉用具貸与は、虐待防止・感染症・BCPが年1回以上です。

新規採用時の研修は、すべて「必ず」行う必要がありますか?

分野と類型で違います。虐待防止はどの類型も「必ず」、身体拘束(対象の4類型)と施設系の感染症、特養・老健・介護医療院の事故防止も「必ず」です(地域密着型特養の事故防止は、通知の研修の文言を確認できていません)。居住系の感染症と、施設系・居住系のBCPは「実施すること」、短期入所系・多機能系・通所系・訪問系・居宅介護支援などの感染症とBCPは「望ましい」です。認知症介護基礎研修は採用後1年以内に受講させます。

研修をしていないと、必ず減算されますか?

いいえ。虐待防止・身体拘束(対象の4類型)・事故防止(介護保険施設)の研修は措置の一つなので、欠けると減算の対象です。BCPの減算は計画が未策定かどうかで判定され、研修・訓練の有無は要件ではありません。感染症の研修には、確認した国の資料の範囲で減算がありません。どれも運営基準の義務なので、運営指導で改善を求められます。

研修の回数が年1回の類型でも、委員会は開く必要がありますか?

はい。委員会の頻度は研修とは別です。虐待防止と感染症の委員会は全サービスで必要で、感染症は施設系がおおむね3か月に1回以上、それ以外がおおむね6か月に1回以上です。身体拘束の委員会は施設系・居住系・短期入所系・多機能系が3か月に1回以上、事故防止の委員会は介護保険施設だけです。

2026年度(令和8年度)の改定で、研修や減算は変わりましたか?

令和8年度の介護報酬改定は処遇改善加算の拡充と食費の基準費用額の引き上げが内容で、虐待防止・身体拘束・BCP・安全管理体制の減算を見直す記載はありません(2026年10月時点)。2026年10月1日からはカスタマーハラスメント対策が全事業主の措置義務になり、2027年4月1日からは福祉用具貸与にも虐待防止の減算が適用されます。

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